Ekofisk鉱区におけるJPU Gulftideは3つの主要なMOPSの特徴の内2つを備えていた。すなわち、主要な地層情報を得る拡張坑井試験装置(EWT:Extended well test)および資金回収を加速する早期生産システム(EPS:Early Production System)である。第3の特徴すなわち鉱区生産の寿命(LOF:Life of Field production)への対応については、HamiltonBrothers社が改造半潜水式掘削リグTransworld58を使用して、1975年6月にArgyll鉱区において生産を始めた時から4年間は現実味をおびていなかった。Hamilton Brothers社のArgyll鉱区そしてDuncan,Innes,Crawford鉱区における15年もの実績から、MOPSはLOFに対して自由度が大きいことがわかる。Petrobras社は早期にArgyll鉱区のサンプルを入手し、1970年代末にブラジル沖Campos海盆にMOPSを投入、生産を加速させた。この時点でPetrobras社はMOPSおよび海底坑井設置に関するこの種の技術における世界のリーダーとなった。